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同人誌短評日記

艦これビターエンド合同 薄墨色ノ越流(梯子屋)

http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/22/22/040030222225.html

敷波ちゃんかわいい度 ☆☆☆

ビターエンド度 ☆☆☆

装丁 ☆☆☆☆

 

C86新刊。

艦これオールキャラ小説合同誌。全年齢。

言うまでもなく敷波ちゃん目当てで購入。どの作品もまともに文章が「読める」というだけでまずは絶賛していいと思う(それすら困難な小説本のいかに多いことか)。表紙カラーイラストもよく雰囲気が出ている。

下記は個別作品の感想。

 

浅葱原忍「沈黙の狭間に」:敷波大井。史実のなぞり直しに終始しているきらいがあってちょっと残念。

プラシーボ吹嘘「水平線の遥かに宛てて」:オリキャラ。一番読ませる文体だった。終盤の構成がやや散漫で勿体無い。

HARUKA「アネモネは誰が為に」:加古古鷹。唯一の恋愛物。コンパクトにまとまっている。

梯子のぼり「拝啓、お隣様へ」:第六駆逐隊。志願兵たちの故郷への思慕シチュ。オチが早々に読めてしまうのを除けば駆逐艦の幼い一人称は悪くない。海上護衛戦シチュはそれだけで緊迫感がある。

文車でみせ「四畳半の潮騒」:金剛夕張。提督と艦娘の時間差物(東方における、不死の妖怪が人間に先立たれる的なアレ)。やや時系列の判断に迷うくだりもあるが、仄かに漂う哀愁が心地よい。